ヘビイチゴ 都井岬の植物


都井岬にお越しになったとき、皆さん目線はどちらを向いていますか?
一直線にウマでしょうか?遠くの海など景観を眺めるかもしれませんね。
お足もとはいかがでしょう?じっくりご覧になったことはありますか?


今日は、最近都井岬の足元で見られる真っ赤なおチビちゃんをご紹介します。
日本全土で見られます。バラ科の草本。ヘビイチゴです。
まずはウマを交えた写真から。どこにあるか、見えますか?

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足元にぽつぽつ赤い実が見えますね。
少し場所が変わりますが、見下ろすとこんな感じ。イチゴだらけ。

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アップにしてみてみましょう。
どーん

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あら可愛い


背丈が低く、赤い実をつけていなければほとんど目立たないヘビイチゴ。
まるでキイチゴのようで美味しそうですが、ヘビイチゴは食べられません。
(食べても無毒ですが、ぜんぜん美味しくありません)


食べることはできませんけれど、軽くネットで検索すると、
「焼酎漬けにしたら虫さされに効く」と噂されていますね。
スタッフは試したことがないのでその効果の程はわかりませんが、
都井岬の外で(※)見かけたら試してみようと思います。ご報告はいずれまた。
(※都井岬は文化財保護法および自然公園法によって守られています。そのため岬内では許可なく自然物を採取することができません。)


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少し脱線しますが、ヘビイチゴの文献を調べていたらこんな情報に行き当たりました。
「ヘビイチゴと万年茸を合わせて処方すると、白血病のHL60細胞のミトコンドリアに
ダメージを与えて細胞死を引き起こす」(注:情報の信頼性は判断できません)—–1

まさかガン研究の文脈中でヘビイチゴが登場するとは。
私たちにとって身近な動植物が、どこでどんな注目を受けているかなんてわからないものですね。
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2003年には遺伝的に解析され、
キジムシロやミヤマリンバイの仲間と分類されたヘビイチゴ。—–2)
3月には黄色いお花を咲かせていました。

ヘビイチゴ


すきっ歯みたいな花弁がチャームポイント。
ウマノアシガタやカタバミなど都井岬で咲く他の黄色いお花にまぎれて咲いています。


都井岬ではヘビイチゴに少し遅れて野いちごも実をつけています。
そちらについてはまた別にご紹介しますね。


文献
1) Kug Chan Kim,et al. (2007).”Enhanced induction of mitochondrial damage and apoptosis in human leukemia HL-60 cells by the Ganoderma lucidum and Duchesnea chrysantha extracts”.Cancer Letters.246(1-2),210-217.
2) Torsten Eriksson, et al. (2003). “The Phylogeny of Rosoideae (Rosaceae) Based on Sequences of the Internal Transcribed Spacers (ITS) of Nuclear Ribosomal DNA and the trnL/F Region of Chloroplast DNA”. Int. J Plant Sci. 164 (2): 197–211.


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