ネムノキの就眠運動

 
先日ご紹介したネムノキ。
夜の様子をみにきました。

IMG_2010


「ねむ」のき、という名前通り、まるで眠っているかのように葉を閉じています。
日中は開き花や葉を開き夜になると
たたむこの運動は、ネムノキ以外にもさまざまな植物で確認されており、総じて「就眠運動」とよばれています。
 
 
ちなみに昼はこんな感じで
ネムノキの葉 昼
夜はこうなっています。
ネムノキの葉 夜

 
 
 
それにしても、動物と違って筋肉をもたない植物ーネムノキはいったいどうやって葉を開閉しているのでしょう?その仕組みはすでにずいぶん明らかにされているようです。
ネムノキの葉の根元ーちょうど開閉運動に合わせて折れ曲がる部位には、開閉運動をつかさどる運動細胞がありました。この細胞が大きくなると葉は持ち上げられ、しぼむと葉は畳まれます。運動細胞の大きさを変える原因は主に「水」と考えられています。大量の水が運動細胞の内部に入り込んで細胞を膨らませ、その膨らんだ細胞が葉を押し上げているのです。

 
ではどんな仕組みで昼と夜で水の入り方が変わるのか。
東北大学で、植物の覚醒/就眠に作用する化学物質が具体的に特定されたり、その化学物質の濃度バランスが昼夜で逆転することが確認されたりと、着々と研究が進められているようですよ。

 
 

上田実、山本庄亮、「植物の運動を引き起こす化学物質 : 生物時計による就眠運動のコントロール」有機合成化学協会誌  
 57(7), 571-580, 1999-07-01
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yukigoseikyokaishi1943/57/7/57_7_571/_pdf

東北大学大学院理学研究科化学専攻(有機化学第一研究室)
http://www.orgchem1.chem.tohoku.ac.jp/orgchem1/Research_jag.html

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